一日がどこへ消えるのか知りたいのに、タイマーのオンオフは一日も続かない人へ
たいていの時間記録アプリは同じ約束を求めます。始めるときにタイマーを入れ、終わったら止め、プロジェクトを選び、忘れたら後で手で直す。ほとんどの人は3日目にやめます。だから TagTime のようなツールは別の道を選びました。タイマーの代わりにランダムに「いま何してる?」と聞き、答え一つが標本一つになる。標本がたまれば時間の割合が出ます。困ったのは、そのツールが英語だけでログインを求めること、そして「30分ごとにきっちり聞く」だけの単純な版がどこにもなかったことです。
足りないのはその間の何かです。固定でもランダムでも自分で選び、タグ一つで答え、記憶が曖昧ならそう言っても標本になり、逃したピンは後で埋めるか飛ばし、答えが集まれば一日のかたちが見え、そのすべてがこの端末にだけ残る。ピンパッドはその空白を埋めます。
ピンパッドがすること
ピンパッドはログイン不要のローカルタイムサンプラーです。スケジュールで固定間隔(30・45・60分。正時から数えるので時計どおりに来ます)かランダム(ポアソン間隔 — 平均は決まっていても次のピンがいつ来るかはわかりません)を選びます。ピンが来ると画面上部の大きなリングが質問に変わります。タグのチップを押すか新しいタグを書き、必要なら一行メモを添え、曖昧なら「わからない」をオンにします。タグはスラッシュで階層化されます。仕事/メールと答えれば「仕事」としても数えます。
「ルーティン」は標本を足し合わせます。今日・7日・30日・全期間で、タグごとの割合とおおよその時間(標本数 × 平均間隔)を棒で示し、24マスの時間帯の帯にはその時間の主なタグが塗られます。同じタグが続く時間は「09–12時は主に仕事」のようなルーティンブロックになり、ほとんどが「わからない」だったブロックは斜線で示されます。下の記録にはピンごとの時刻・タグ・状態が残り、いつでも編集や削除ができます。
使い方
- 開いた瞬間に始まります。既定はランダム、平均45分、23:00–08:00は静かな時間です。スケジュールで固定30・45・60分や別の平均、別の静かな時間を選ぶと、次のピンから適用されます。
- ピンが来たらタグのチップを押して「記録」。2回のタップで十分です。新しいタグは入力欄に書いて Enter かカンマで追加し、仕事/メールのようにスラッシュを入れるとまとめられます。
- 記憶が曖昧なら「わからない」をオンにしてそれでも記録してください。ルーティンには含まれ、曖昧さは別に数えます。まったく答えられなければ「飛ばす」。
- 30分以内に答えなかったピンは「逃した」になり、上のリストに集まります。そのとき何をしていたか思い出せれば「後から記録」、そうでなければ一つずつ、またはまとめて飛ばします。
- 「いまピン」はスケジュールに関係なく今この瞬間を標本として残します。「一時停止」でピンを止め、「再開」で次の間隔からまた聞きます。
- 通知で「通知を許可」を押すと、アプリが別のタブの後ろにあってもピンが通知で届きます。音とバイブは別々にオフにできます。
- データで「JSONを書き出す」でバックアップし、新しいブラウザや再インストール後に「JSONを読み込む」で戻します。表計算には「CSVを書き出す」。
正直な限界: ピンはアプリが開いている間に届きます
ピンパッドにはサーバーがありません。だからスケジュールは、アプリがタブで開いているか、ホーム画面に追加して起動している間だけ動きます。タブを閉じたり画面が長く消えていたりすると、その間のピンは戻ったときに「逃した」として現れ、後から記録できます。とても長く(ピン12件以上)離れていた場合は最新の12件だけを作り、残りは数えません。
通知はベストエフォートです。Android の Chrome とデスクトップのブラウザでは、アプリが後ろにあっても通知が届きます。iPhone・iPad ではウェブ通知はホーム画面に追加したときだけ動作し、それも iOS が許す範囲です。ピンパッドはアラームではなく、ロック画面を必ず起こすことはできません。それを約束できるウェブアプリはありません。
固定間隔とランダム、どちらがいい?
ランダム(ポアソン)は統計的に正直です。次のピンがいつ来るかわからないので「ピンの直前だけ働く」偏りが生まれず、一日のどの瞬間も同じ確率で標本になります。固定間隔は予測できて楽です。次のピンが:30に来るとわかっていれば答えやすく、30・45・60分のリズム自体が小さなチェックインになります。どちらも同じルーティン画面にたまります。迷ったらランダムの45分から始めてください。
「わからない」はどう数えられる?
完全な標本として数えます。タグを付けていればそのタグの割合にそのまま入り、時間帯の帯やルーティンブロックにも含まれます。曖昧さは別に数えます。範囲ごとの「わからない n」の数、半分以上が曖昧な棒の斜線、半分以上が曖昧なルーティンブロックの「(ほとんど「わからない」)」表示。曖昧な答えを捨てると、残った標本が「たまたま確かだった瞬間」に偏るので、捨てずに印を付けます。
Android とウェブで動く?
はい。Android の Chrome・Samsung Internet、あらゆるデスクトップブラウザ、iOS の Safari で開きます。「ホーム画面に追加」するとアプリのようにインストールされ、インストールした状態で開いておけばピンは届き続けます。Android の Chrome では通知を許可すれば、アプリが後ろにあっても通知が届きます。iPhone については上の「正直な限界」をお読みください。
同期やアカウントはない?
ありません。意図した設計です。アカウントを作れという画面も「同期をオンにして」という勧めもありません。ページを開けばリングが動き始めます。端末を移すときは JSON バックアップ一つで済み、そのファイルはサーバーではなくあなたの手元にあります。
更新でロックされたりデータが消えたりする?
いいえ。「更新が必要」画面はありません。新しいバージョンは次にページを開いたときに静かに切り替わり、前のバージョンが保存したピンと答えはそのまま読みます。知らないフィールドは無視するだけで消さず、おかしな項目一つが全体を止めることもありません。
バックアップはどうする?
「JSONを書き出す」を押すと、すべてのピンと答え、スケジュール、タグの色が一つのファイルになります。「JSONを読み込む」はまずピンが何件入っているかを示し、「統合」(同じピンは置き換え、残りは保持)か「置換」(今の記録をバックアップに入れ替え)を選ばせます。読み込んだ後、スケジュールはこの端末で新しく始まります。「CSVを書き出す」は時刻・答えた時刻・状態・タグ・わからない・後から・メモの列を持つ表で、表計算にそのまま貼れます。
無料?広告・アカウント・課金は?
すべて無料です。固定間隔、ランダム、静かな時間、ルーティン画面、JSON・CSV の書き出しのどれも課金の裏にはありません。ツール画面に広告なし、アカウント不要、ログイン不要、同期なし、アプリ内課金なし。ご意見はこのページの「フィードバックを送る」からどうぞ。
